キミへ

Fourth.

夏休みに入ると日に日に暑くなった。



気づけば7月は終わっていた。



いろんな女から連絡が来るけども
俺は何一つ応じなかった。



1学期最後の日。



あれから頭の中はマヤのことで
いっぱいだった。



俺ってほんとバカみてぇだよなぁ…。



クーラーの効いた部屋でアイスを
咥えながら寝転ぶ。



退屈な日々を送るのもそろそろ飽きて
来る頃でもおかしくない。



「…ちょっと外に出るか」



俺は立ち上がり外に出た。



日がジリジリと照っていて一気に
体の体温が上がったように感じた。



こんな中外で活動しているヤツらの
気が知れない。



暑いのは嫌いだ。



でも暇なのも嫌いだ。
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