桜の降る日に

「申し訳ないし無理だよ。」


あはは。っと苦笑いしながら返される。


『なんでだ?』



「…っ!?は?なんでって…
だって、ここは大和の家じゃん
私が住むわけにもいかないし
お世話になるのも悪いし
大和の親もダメって言うでしょ?
私は人に迷惑かけたくないし
うーん。。。とにかくありがとね!
私は大丈夫だから!」


よくそんなに早く喋れるな。なんてどうでもいいことに関心する。


『俺しか住んでねぇから。
迷惑なんてかけとけよ。』


「でもっ…」


うるさい。
俺がいいって言ってんだからそれでいいだろ。


『…はぁ。』


どうしても拒否をするくるみを無理矢理担ぎ上げ家の中に入った。

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