桜の降る日に


ずっと目が蛇口状態だったくるみが泣き止んで沈黙を破った。



「……あ、のね……。」


ゆっくりと言葉を紡ぎ出す。


「ごめんね……ありがと……」


泣きはらした目で上目遣い気味に言うのを見て
少し心臓がおっきく音をたてる。



『許すわけないだろ。』



そんな可愛い顔して言ってもだめだ。



『すっごい心配した。』


そう言ってくるみを抱き締める。



「あはは。大和苦しいよ。」


その様子を見て一瞬ぎょっとする3人。

3人とも大和がこうなるなんて……。
と驚いたがあえてなにも言わずにいた。
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