桜の降る日に
くるみはクスッと笑ったがまた顔をくしゃくしゃにして目から涙を流す。
「緋里なにそれ……。
女の子は甘いものが好きなんだよ~!」
翠は緋里を冷たい目で見てからチョコレートを出す。
「はいっ!くるみちゃんあーんして!」
差し出すチョコレートを素直に口に入れてもらっていた。
そこは食べるのか……
というか、あーん。って……。
気がついたら翠をおもいっきり睨んでいた。
「大和睨みすぎ。
ヤキモチは今はいいから。
こういう時は落ち着くまで見守るんだよ。」
さすが女馴れしているだけはある。
けど、ヤキモチとか
『やいてねぇし。』
焼くわけない。
「はいはい。」
呆れた顔で勝也は言う。
腹立つ。けど今はくるみを優先だから
結局みんな無言でくるみが落ち着くのを待った。