掌
「たりぃ〜…。」
けだるそうに、体育館の端にたたんであるマットに座る俺。
目の前では、クラスメイトの奴らと1組の奴らが細いラケットを振り回して、ちっこい羽根を打ってる。
しかも、全員男。
その男の塊から、一番むさくるしいジャージ姿のおっさんがズンズンと迫ってきた。
「ゴラッ!健太!今は体育の時間だろう?!サボってないでやれ!」
そのおっさんは、俺の腕を引っ張り、無理やりマットから立たせる。
「先生〜痛い〜」
「可愛いこぶるな!しかもなんだ、そのズボンの位置は?!ちゃんとジャージ着ろ!」
パンツがはみ出た俺の腰パンを無理やり上げるおさっん、いや、先生。
でも、何処からか持ってきたサッカーボールで遊ぶ達也を注意しに行ったスキに、ジャージをまた下げるが
不意に体育館に飛び込んできた、ジャージ姿がとっても萌えな真奈が視界に入って
パンツも下ろしてしまいそうになった。
不気味な黄緑色のジャージも、真奈にかかれば、萌えアイテムと変わる。
達也からボールを取り上げた先生は、その遅刻者2名の元へ走って行った。
「……しょうがねぇ〜やるかぁ〜!」
違うクラスで、授業中に会えるはずのない真奈を、会わしてくれる体育。
有り難みを感じなくちゃな!
ボールをとられて寂しそうな達也を誘って、バドミントンをやり始めたら
すぐに真奈と歩ちゃんが来た。
そして、一緒にダブルスやる事に。
ビバ体育!