掌
……………。
…………………。
「……わっ!何?」
4人でコンビニに行き、真奈と歩ちゃんと別れた後
俺と達也は自転車に乗って帰路に向かっている。
ずっと俺に無言で睨み付けられている事に、このチキンはやっと気が付いた。
「てめー!俺が用もないのにコンビニ行って、お前と歩ちゃんのコミュニケーションの場をつくってやったのに……
なんでしゃべんねぇんだよ!」
自転車をこぎながら、達也に蹴りをいれる。
「え?健太、本当は用事なかったの?つか、しゃべりかけられるわけねぇし!」
蹴りをいれられふらつく達也
俺の作戦にまったく気が付かなかったようだ。
「はぁ〜……。ま、いーや。今度のお菓子パーティーで頑張るんだな。」
「お菓子パーティー??何それ?第一、健太お菓子嫌いじゃん。」
俺の事はどうでもいいんだよ!
達也と歩ちゃんの唯一の共通点
『お菓子好き』
これを使わない手はないと思って、さっきのコンビニで提案した事をつたえた。
二人きりじゃ盛り上がりにくいだろうと思って、俺と真奈も参加してやる事も。
その日の夕飯は、ファミレスで達也のおごりだった。