このままの心でいて。
そんなことを考えているうちに
工藤先生の診察室に来た。

「今日お前には何もしないで見ていてもらう。俺の後にずっと立ちっぱなしだ。」

うっ。ほんとに?
気分悪いのに。
「はい。わかりました。」

「てか、橘マスクは?」
そうだったマスク!

シュッと取ってきてシュッとつけた。
「良し!準備OK。
最初の患者さん呼んでー。」

と先生は言った。
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