ロールキャベツは好きですか?
「このロールキャベツも最高」
サービスでご主人がくれたロールキャベツを咀嚼する田島くんは、見ているこっちも微笑むくらい、幸せそうだった。
「ロールキャベツ、好きなの?」
「好きですよ!何個でもいけそうです!主任は?」
「私も好きよ。ロールキャベツ」
それから私たちが話したのは、好きな料理や嫌いな料理の話。
私も田島くんも、好みが似ていた。
二人とも豪華なイタリアンなんかより、今日みたいな肉じゃがやシチューのような家庭料理が好きだった。
しかし、お互い一人暮らしが長くて、多忙なため、どうしてもコンビニ弁当に頼ってしまうのが常だった。