あの夏の日 #6
→莉咲side
あの先生苦手かも。
何だか、探られている気分を味わった。
「ふぅー」
ベンチに腰掛けて、窓の外の方を見た。
桜が舞い散っている。

プルルルルル…
えっ?携帯の着信音。
静かな廊下に鳴り響いている。
「どこから?って言うか、私の着信音じ ゃない。」
鞄を開け、探り始めた。
見た感じ私の鞄ではない事は、明らかに分かった。

「あった!」
見つかったのは、白いケータイ。電話を拒否した。
出ていた名前は、
(本川美唯)もとかわ うい
私の母の名前だった。

えっ?どういう事?
「あっ!多分お兄ちゃんのを持って来ちゃ ったんだ。」

そんな事より、授業!

階段を駆け出した。
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