素直になれない7センチ




今まで恋愛対象として見ていなかった夏目くんからの告白、そしてキス。

自分の気持ちがわからないまま、彼からの電話にもメールにも応答することなく、私は逃げてしまった。


そして、ちょうど就活忙しくなってきて、あっという間に月日が流れていった。


気づけば大学も卒業間近で、ふとした時に思い出すのは夏目くんのこと。


だけど、逃げて傷つけてしまった彼に今更連絡もできないと思って、結局連絡をすることはできなかった。





まさか二十七歳になった私の前に二十三歳になった夏目くんが現れるなんて。


夏目くんもきっとすごく驚いただろうけど。



『ずっと会いたかった』

『もう俺、子どもじゃないから』


まるでまだ想いが残っているような言葉に翻弄されてる。ただからかっているだけかもしれないのに。







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