素直になれない7センチ
モテモテな夏目くんなら、美人な水井さんとか他にもたくさん女の人が周りにいる。
私のことなんて過去の恋のはずだ。
『忘れられるわけないよ』
勘違いしちゃダメだ。
そう思うのに給湯室での出来事を思い出して頬が熱くなっていくのを感じた。
『先生のことが好きです』
それと同時に脳裏にちらつく高校生のときの夏目くん。
……私は自分が思っている以上に彼を傷つけていたのかもしれない。
あの時、ちゃんと返事をして謝るべきだった。
今更だけど、夏目くんと話をして謝った方がいいのかもしれない。
って、こんなの単なる自己満足で自分のためなのかもしれないけど。