starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
そんな理桜を見つめながらも簾音は続けた。

「ですから寂しさを紛らわせるだけの道具としてメイド達を相手にしたこともございます。しかし今では姫1人。しかも私の知る限りご家族以外に『玄馬』と呼ばせる方を知りません。」
「でも学校じゃ…」
「名前の下に何かついていませんか?たとえば『君』とか『さん』とか」
「そういえば…『城崎兄』とか…男の子だと『玄』って呼ぶ子は居るけど…」

そういうと理桜は一生懸命『玄馬』と呼ぶ子を自身以外でいないか探した。しかし校内では思い当たる節は誰1人として当たらなかった。

「それが姫は呼び捨てにしてもまだ笑顔で居るでしょう?」
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