starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
2人踏み出す新たな1歩
それから2人の婚約話は本当に足早に進んでいった。


それから玄馬が大学に行っている間に理桜は様々な事を学んでいった。

作法…

言葉遣い…

立ち振る舞い…

すべては玄馬との結婚のために必要となる物ばかりだった。しかし難しいことはなかった。確かに普段使っている言葉使い等とは違っているものの元の躾がよかったのか、改めるところは本当に少なくて済んでいた。

「姫?」
「簾音さん…」
「はぁ…いい加減に呼び捨てでかまいませんよ。そうでもしていただかなくては困ります。」
「何が?」
「これから先、玄馬様に着いて表に出る時などに…でございます。」
「でも…」
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