starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「いえ、俺じゃないんです。この子なんだけど。ちょっと切ってやってくれないですか?」
「いいですよ?ただ今日レイ君いないですけど…良いですか?」
「仕方ないですよ、このままで帰すのは出来ないから…」
「本当…どうしちゃったの?」
「ちょっと巻き込まれてね。」

そう言うと手を振り見送った玄馬。席に案内された理桜はきょろきょろしながら落ち着かない様子だった。

「どうしました?」
「いえ…あの……雑誌とかでここ見た事あったけどなかなか敷居が高くて…」
「クスクス…でも初めてな事ですよ?」
「え?何が…ですか?」
「玄馬君が女の子連れてくること!」
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