【完】喋れない可憐な華~番外編追加~
しばらく沈黙が続き看護士さんが入ってきた。
「皆さん診察するので出てってください」
看護士さんのその一言でみんなはゾロゾロと病室を出て行った。
金髪の男男の人も出て行こうとした時、私は腕を掴んだ。
「…や…だ…」
声を振り絞った。
看護士さんであっても怖い。
この人は優しくしてくれた。
だから…離れたくない。
「愛華診察だから」
私は首を振る。
このまま出て行ってしまったら独りになりそうで怖い。
私は涙が出てきた。
「貴方がいいなら、その人ここにいても大丈夫ですよ。
大丈夫なの?」
看護士さんは私は問いかける。
私は頷いた。