【完】喋れない可憐な華~番外編追加~
金髪の男の人は私の手を握っていてくれた。
「これなら寂しくないだろ?」
って。
診察が終わり医師が入ってきた。
「特に体に別状はないんですが。
自分の名前分かるかい?」
自分の名前…?
分からない
さっきまで金髪の男の人も他の人も私のことを愛華って呼んでいた。
それは私の名前?
私は分からず首を横へ振った。
「じゃあ、この人は分かるかい?」
医師は金髪の男の人を指差す。
分からない。
私は首を横へ振った。
何もわからないんだ…。