生きる。
なんだか、みんなが私に
気を使ってるのがわかるから…
ちょっと居心地が悪い。
そんな雰囲気をぶち壊しに、
嵐な人たちがきた…
「おっすー!
今年は由茉の手作りなんだってな!
食いにきた~!」
そうやって来たのは航大と飛鳥だった。
「ちょ、ちょ!待って!
私晴輝に来るなって言ってあるけど!」
「でも俺らは聞いてないし!
いいじゃん!」
「由茉のご飯は上手いからなー!」
なんだ、こいつら…。
「飛鳥さん、航大さん、お久しぶりです。
これ、どーぞ!」
秀はそういうと二人に割り箸と紙皿を渡した。
「秀…なにやってんの…」
「いいじゃないですか、大人数の方が楽しいし!
それに今の状況なら
先代の二人がいた方がいいです。」
「秀はよくわかってんな!」
…こいつら…一輝になにか言われて来たのか…。
「ほら!由茉も食べに行くぞ!」
航大は私の腕を引っ張り、
食べ物の方へ行った。
そこにはもちろん、
今の幹部たちもいるわけで…。
「よう。」
「凛、今年も来てたのかよ。いいご身分だな。」
「なによ、いいじゃない。」
凛さんは航大と飛鳥を睨んだ。
「はは、やめろよ。ブス度が増してる。」
突然航大が言った。
「ちょ!なにいってんの!?
女の子に向かってそれはないでしょ?」
私は凛さんを庇った。
いくらなんでもひどいでしょ…。
「今年は手作りなんだってな。」
飛鳥が空気を変えた。
「そうよー。ほんと使えないわよね。
大翔と和真。」
私はその言葉にいらっとしたけど抑えた。
「なんで?別にいいじゃん。
そこらへんの料理より由茉の料理の方がうまいし。
つーかじゃなきゃ来ねーし。」
と、今度は飛鳥が噛みついた。
この二人は…。
「別にお前は食わなくていいよ。
俺ら食うし。」
「………ちょっと二人とも来て。」
私は飛鳥と航大を連れてその場から離れた。
「どういうつもり?
あんなこと言ったら空気悪くなるじゃん。」
「あのな、姫は守られる存在なんだ。」
「あんな女がいるからって
お前が傷つくのは間違ってる。」
「……私は今の如月に守られたい。
二人が庇ってくれるほど虚しくなるの。
だからもうやめて。お願い。」
「……わかったよ。でも辛くなったら言えよ。」
「何度も言うけど、お前が傷つくことはないんだ。」
「ありがと、二人とも。」
「じゃあ食うか!早くしないとなくなる!!」
「って結局食べるのね?」
私は笑った。
はーなんか私みんなに守られてるなー。