明日へのヒカリ


「久しぶりだな〜、何年ぶりだろ。こんなに大きくなって‥‥‥」


と、聖矢兄ちゃんは昔を思い出しているのか、しみじみとした様子で頷いている。


そして、私を思い切りギューッと抱きしめたり、グシャグシャと頭を撫で回したりと、完全に自分の世界に入ってしまっている。


私はと言うと‥‥‥


されるがまま、流れに身を任せている状態である。


これは、1回始まったら、本人が納得するまで終わらない。

そして、それを途中で中断させようものなら、後々、面倒くさいことになると、分かっているからだ。

小さい時の私が、もう既に学習済みである。


それから、少し経ち‥‥‥。


「はぁ〜、癒やされたわ〜」


そう言いながら、聖矢兄ちゃんは満足気にニコニコしている。


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