知らない貴方と、蜜月旅行
教会の横にある建物に入ると数人のスタッフの方が出迎えてくれた。
「蒼井様、お待ちしておりました」
「すみません、少し遅れてしまって。想定外のことが起きてしまって…」
想定外って、もしかしなくても、あのことだよね…。あー、ヤダ。吏仁は、私のことを考えて、この日の準備をしてたっていうのに、私は抱かれることしか考えてなかったなんて…猿は私かも…。
「いいえ、大丈夫ですよ。今日は蒼井様だけですので、気になさらないでくださいね」
えっ、私たちだけ?こんな素敵な教会なのに?他に式挙げる人たちいないの?まさか、吏仁貸切りにしたとか…?
そんな私の思いが通じたのか、吏仁はチラッと私のほうを見た。
「あのなぁ、いくらなんでも、そんな力はねぇよ」
「な、なんのこと…かなぁ?」
あれっ、私また喋ってた!?ねぇ、また独り言喋ってたのっ!?吏仁の言葉に、とぼけることしかできないなんて、私は下手くそか!
「蒼井様、どうぞこちらへ」
「ほーら、行くぞ」
「あっ、はい」
そうして、私は二度目の……ううん、本当の結婚式を挙げる──
「蒼井様、お待ちしておりました」
「すみません、少し遅れてしまって。想定外のことが起きてしまって…」
想定外って、もしかしなくても、あのことだよね…。あー、ヤダ。吏仁は、私のことを考えて、この日の準備をしてたっていうのに、私は抱かれることしか考えてなかったなんて…猿は私かも…。
「いいえ、大丈夫ですよ。今日は蒼井様だけですので、気になさらないでくださいね」
えっ、私たちだけ?こんな素敵な教会なのに?他に式挙げる人たちいないの?まさか、吏仁貸切りにしたとか…?
そんな私の思いが通じたのか、吏仁はチラッと私のほうを見た。
「あのなぁ、いくらなんでも、そんな力はねぇよ」
「な、なんのこと…かなぁ?」
あれっ、私また喋ってた!?ねぇ、また独り言喋ってたのっ!?吏仁の言葉に、とぼけることしかできないなんて、私は下手くそか!
「蒼井様、どうぞこちらへ」
「ほーら、行くぞ」
「あっ、はい」
そうして、私は二度目の……ううん、本当の結婚式を挙げる──