お日さまの笑顔に導かれ
好きな人

あれから数日。
あたしはクラスで奈々実ちゃんと居るようになった。

冬夜は真面目で行くと決めた部活をサボらずきちんといってるみたい。逆に奏太は何だか調子が悪いみたい。最近見かけないから少し心配。


「ねぇ、陽菜ちゃん?」


「ん?」


「今日も2人のこと待ってるの?」


「うーん‥部活に奏太が居なかったら奏太の様子見に行くかも」


「そっかぁ‥」


奈々実ちゃんはなんだかホッとしたような顔をしてた。奈々実ちゃんは冬夜が好きなんだもんね。


「‥どうしたの?」


「あたし、…」


奈々実ちゃんは顔を赤らめてあたしに言った。


「冬夜くんが好き、なんだ」


「…そっかぁ」


「陽菜ちゃんは?」


「あたし…、は」
太陽が好き‥。


「好きな人はいないかな」


素直に言うことができなかったのは、吹っ切れられない気持ちと共に新しい気持ちに気づきたくなかったから。
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