プレゼント
今日は12月23日。
クリスマスイブイブだ。
でもカノンは、今日から、とんでもなく忙しい。
通常営業後も、徹夜でクリスマスケーキを作るから。
私はケーキは作れないけど、後片付けや箱詰めなどを手伝う。
カノンの厨房の明かりは、いつまでも消える事は無かった。
「ありがとうございました!メリークリスマス!」
今日はクリスマスイブ。
本日予約の最後のケーキをお渡しして、ドアを閉めた。
「美樹ちゃん、お疲れ様。明日の分は、朝から作れば間に合うくらいの数だから、今日は家に帰って休んでね。」
真奈さんに言われて、後片付けをする。
パティシエのみんなは、休憩室で死んだように寝ている。
さすがに私も、眠くなってきたなぁ……。
ロッカールームで着替えてから、休憩室を覗いてみると、ちょうど拓海さんが起きたみたいで頭をかきながら立ち上がる所だった。
「お疲れ様です。」
私が言うと、あぁ……と呟く。
もともと無口な拓海さんは、疲れのせいか、更に無口だ。
思わず笑いそうになると。
「俺、用事あるから俊彰さん起こしてやって。」
と、後ろを指さされた。
あらら、本当だ、まだ寝てる……。
「分かりました。用事って楓花ちゃんですか??」
何気なく聞くと、カーッという感じで拓海さんの顔が赤くなった。
「な……んで……」
すごく慌ててるのが、申し訳ないけど面白い。
クリスマスイブイブだ。
でもカノンは、今日から、とんでもなく忙しい。
通常営業後も、徹夜でクリスマスケーキを作るから。
私はケーキは作れないけど、後片付けや箱詰めなどを手伝う。
カノンの厨房の明かりは、いつまでも消える事は無かった。
「ありがとうございました!メリークリスマス!」
今日はクリスマスイブ。
本日予約の最後のケーキをお渡しして、ドアを閉めた。
「美樹ちゃん、お疲れ様。明日の分は、朝から作れば間に合うくらいの数だから、今日は家に帰って休んでね。」
真奈さんに言われて、後片付けをする。
パティシエのみんなは、休憩室で死んだように寝ている。
さすがに私も、眠くなってきたなぁ……。
ロッカールームで着替えてから、休憩室を覗いてみると、ちょうど拓海さんが起きたみたいで頭をかきながら立ち上がる所だった。
「お疲れ様です。」
私が言うと、あぁ……と呟く。
もともと無口な拓海さんは、疲れのせいか、更に無口だ。
思わず笑いそうになると。
「俺、用事あるから俊彰さん起こしてやって。」
と、後ろを指さされた。
あらら、本当だ、まだ寝てる……。
「分かりました。用事って楓花ちゃんですか??」
何気なく聞くと、カーッという感じで拓海さんの顔が赤くなった。
「な……んで……」
すごく慌ててるのが、申し訳ないけど面白い。