あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
小林さんのマンションに行ったのは数回でやっぱり私は緊張してしまう。そんな緊張している私に気付いているのに、小林さんは何も言わずに玄関のカギを開けて自分が先に部屋に入って行く。その背中について行くように私は小林さんの部屋に入ったのだった。
久しぶりに来る小林さんの部屋は仕事から帰って寝るだけの部屋なのかもしれないけど、男の人の一人暮らしだというのを感じさせた。ベッドとテーブル。ソファにテレビ。必要最低限の物しかない。
「今からおかゆ作ってくる。ここでゆっくりしてテレビでも見ていて、すぐ出来るから」
そういうと、小林さんは私をソファに座らせると自分はキッチンに歩いていく。そして、直ぐにシャカシャと手際良くお米を研ぐ音を響かせた。小林さんは自炊をするのかさえも私は知らない。
「手伝います」
「それは今度。今日は俺の言うことを聞いて、そこにいる」
そこまで言われると私は静かにするしか出来なかった。ソファに座ると、目の前にお茶が出された。
「それ麦茶だから、そんなに胃に負担はないと思う」
「ありがとうございます。…美味しい」
「それはよかった。さっき、米を研いで鍋に入れたから、少ししたら出来る」
「すみません。ありがとうございます。でも、自炊しているとは思いませんでした」
「自炊ってほどじゃないよ。お米は大量に炊いて、おかずは買うって感じかな。毎回、外食していたらお金続かないし」
久しぶりに来る小林さんの部屋は仕事から帰って寝るだけの部屋なのかもしれないけど、男の人の一人暮らしだというのを感じさせた。ベッドとテーブル。ソファにテレビ。必要最低限の物しかない。
「今からおかゆ作ってくる。ここでゆっくりしてテレビでも見ていて、すぐ出来るから」
そういうと、小林さんは私をソファに座らせると自分はキッチンに歩いていく。そして、直ぐにシャカシャと手際良くお米を研ぐ音を響かせた。小林さんは自炊をするのかさえも私は知らない。
「手伝います」
「それは今度。今日は俺の言うことを聞いて、そこにいる」
そこまで言われると私は静かにするしか出来なかった。ソファに座ると、目の前にお茶が出された。
「それ麦茶だから、そんなに胃に負担はないと思う」
「ありがとうございます。…美味しい」
「それはよかった。さっき、米を研いで鍋に入れたから、少ししたら出来る」
「すみません。ありがとうございます。でも、自炊しているとは思いませんでした」
「自炊ってほどじゃないよ。お米は大量に炊いて、おかずは買うって感じかな。毎回、外食していたらお金続かないし」