あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
小林さんの食欲を考えたたら、いくらお金があっても外食していたら足りないと思う。いつも一緒に食事をすると気持ちいいくらいによく食べる。
「今度私が作ってもいいですか?」
「うん。楽しみにしている」
小林さんの作ってくれたおかゆは塩加減も優しくとても美味しいものだった。柔らかいだけでなく胃の辺りをゆっくりと温めるから、癒される気もする。
「美味しいです」
「よかった。さ、俺も食べようかな」
向かい合って一緒におかゆを食べると、何となく気恥ずかしいのに嬉しい。そして、ふと視線をあげると小林さんは私を見つめている。
「あんまり見られると…恥ずかしいです」
「ゴメン。見られたら食べにくいよね。なんかさ、美羽ちゃんと結婚するんだと思ったら嬉しくて、それにとっても可愛いなって思ったんだ。」
「……。早く食べましょう」
「そうだね」
小林さんはおかゆを食べ、足りないからとカップラーメンを作り、それも全てお腹の中に納めてしまった。片付けまで終わらせると、小林さんは私の座っているソファの横に座るとテレビのリモコンを動かした。そして、テレビ画面には休日のお出かけ情報番組が映っている。何気ない寛ぎの時間の中、小林さんがボソッと言葉を零した。
「美羽ちゃんはもっと俺に頼っていいよ。俺って結構頼りがいある方だと思う」
「今度私が作ってもいいですか?」
「うん。楽しみにしている」
小林さんの作ってくれたおかゆは塩加減も優しくとても美味しいものだった。柔らかいだけでなく胃の辺りをゆっくりと温めるから、癒される気もする。
「美味しいです」
「よかった。さ、俺も食べようかな」
向かい合って一緒におかゆを食べると、何となく気恥ずかしいのに嬉しい。そして、ふと視線をあげると小林さんは私を見つめている。
「あんまり見られると…恥ずかしいです」
「ゴメン。見られたら食べにくいよね。なんかさ、美羽ちゃんと結婚するんだと思ったら嬉しくて、それにとっても可愛いなって思ったんだ。」
「……。早く食べましょう」
「そうだね」
小林さんはおかゆを食べ、足りないからとカップラーメンを作り、それも全てお腹の中に納めてしまった。片付けまで終わらせると、小林さんは私の座っているソファの横に座るとテレビのリモコンを動かした。そして、テレビ画面には休日のお出かけ情報番組が映っている。何気ない寛ぎの時間の中、小林さんがボソッと言葉を零した。
「美羽ちゃんはもっと俺に頼っていいよ。俺って結構頼りがいある方だと思う」