あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
こうなって見るとやはり高見主任の人を動かす力の強さに驚く。中垣先輩に言わせれば、きっと、『俺は俺の仕事をしているだけ』というけど、思いっきり高見主任の言葉に感化されている。高見主任に触発された中垣先輩が意地とプライドを掛けて、この研究を春までに絶対に終わらせると決めているようだった。
普段なら一日掛けてする仕事を午前中のうちに終わらせた。それだけを見ても中垣先輩の本気さが分かる。
先輩の性格や考え方。そして、負けず嫌いでプライドが高く、妥協を許さない性格を少ない時間で見切った高見主任の凄さを思い知る。そして、その結果がこのスケジュールだった。
「そろそろ始めるか?俺にもコーヒー」
そんなことを言いながら帰ってきた中垣先輩は私にコーヒーを要求する。さっきよりも少しだけスッキリした顔をしてるけど、目には闘志が浮かんでいる。
「わかりました。私も仕事に戻ります」
「ああ」
私が文句を言わずにスケジュールをこなすのは、少しでも早く帰りたいからに他ならない。一目でもいいから小林さんに会いたいと思う気持ちが私の仕事を進ませる。研究には時間が掛かる。でも、頑張れば少しの時間を浮かすことは出来るだろう。でも、その少しが小林さんに会えるじかんになるかもしれない。
恋をすると仕事に手がつかない人もいるみたいだけど、私は違ったようで、小林さんのことを仕事の糧にしちえる。しっかりと仕事を終わら少しでも会いたい。そのためなら頑張れる。
不器用なのか器用なのか…。
頑張る私がいた。
普段なら一日掛けてする仕事を午前中のうちに終わらせた。それだけを見ても中垣先輩の本気さが分かる。
先輩の性格や考え方。そして、負けず嫌いでプライドが高く、妥協を許さない性格を少ない時間で見切った高見主任の凄さを思い知る。そして、その結果がこのスケジュールだった。
「そろそろ始めるか?俺にもコーヒー」
そんなことを言いながら帰ってきた中垣先輩は私にコーヒーを要求する。さっきよりも少しだけスッキリした顔をしてるけど、目には闘志が浮かんでいる。
「わかりました。私も仕事に戻ります」
「ああ」
私が文句を言わずにスケジュールをこなすのは、少しでも早く帰りたいからに他ならない。一目でもいいから小林さんに会いたいと思う気持ちが私の仕事を進ませる。研究には時間が掛かる。でも、頑張れば少しの時間を浮かすことは出来るだろう。でも、その少しが小林さんに会えるじかんになるかもしれない。
恋をすると仕事に手がつかない人もいるみたいだけど、私は違ったようで、小林さんのことを仕事の糧にしちえる。しっかりと仕事を終わら少しでも会いたい。そのためなら頑張れる。
不器用なのか器用なのか…。
頑張る私がいた。