あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
小林さんと一緒に行ったのはフランスでも有名な観光地だった。でも、そこは降りて見るというよりはドライブのついでに街並みを楽しむという感じで、エッフェル塔も凱旋門も車の中からの観光で終わってしまう。確かにこれならいくらでも回ることが出来るけど、せっかく来たのだからもっと観光をすればいいのに…。
「降りなくていいですか?近くで見た方がいいとは思うんですが」
「俺、ずっと美羽ちゃんがフランスでどんな生活をしているのかが気になっていた。昨日、美羽ちゃんの部屋に泊めて貰って、どんな部屋で過ごしているのかを知って、今日はどんなところで仕事をしているのかを知った。正直、俺はそれで十分なんだ」
「心配でした?」
「生活の面では折戸さんが傍に居るから大丈夫だろうと思っていた。それでもどんなところで生活をしてるのかとか、キャルさんはどんな人なのかとか、きちんとご飯は食べているかとか思った」
運転をしながら静かに言葉を響かせる小林さんは爽やかな横顔の奥に色々な思いを秘めているのだろう。そんな横顔を見ていると、不意に胸の奥が熱くなってきて…。
「好きです」
ボソッと口から零れた本音に、小林さんはすぐにその言葉に反応した。
「俺も好きだよ。でも、車停めてから、もう一度言って。運転中に言われるとヤバい」
そう言いながら、小林さんは少しだけ耳を染めたのだった。でも、そんな小林さんを見て、私は耳どころか顔まで熱くなってしまった。自分では見えないけど、きっと真っ赤に染まっていたのだと思う。
「降りなくていいですか?近くで見た方がいいとは思うんですが」
「俺、ずっと美羽ちゃんがフランスでどんな生活をしているのかが気になっていた。昨日、美羽ちゃんの部屋に泊めて貰って、どんな部屋で過ごしているのかを知って、今日はどんなところで仕事をしているのかを知った。正直、俺はそれで十分なんだ」
「心配でした?」
「生活の面では折戸さんが傍に居るから大丈夫だろうと思っていた。それでもどんなところで生活をしてるのかとか、キャルさんはどんな人なのかとか、きちんとご飯は食べているかとか思った」
運転をしながら静かに言葉を響かせる小林さんは爽やかな横顔の奥に色々な思いを秘めているのだろう。そんな横顔を見ていると、不意に胸の奥が熱くなってきて…。
「好きです」
ボソッと口から零れた本音に、小林さんはすぐにその言葉に反応した。
「俺も好きだよ。でも、車停めてから、もう一度言って。運転中に言われるとヤバい」
そう言いながら、小林さんは少しだけ耳を染めたのだった。でも、そんな小林さんを見て、私は耳どころか顔まで熱くなってしまった。自分では見えないけど、きっと真っ赤に染まっていたのだと思う。