あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「小林さん…。」
「ん?」
「…好き」
私の言葉に小林さんはフッと笑って…私の手を優しく包む。
「俺も好きだよ」
そういうと、私の腰を抱く腕に力を入れた。一瞬だけ抱きしめられた身体は感じる温もりにもう一度酔ってしまいそうになる。お酒の酔いなのか小林さんの甘さで酔っているのか、それさえも分からないくらいに私は酔っていた。実際は歩いたというか半分は小林さんに抱きかかえられて足を動かしていただけだと思う。私の手はキュッと小林さんに握られていて温もりに包まれていた。
頬に感じる小林さんのシャツ越しの温もりに目を閉じてしまいたくなる。このままこの温もりに包まれて眠りたい。
感じる温もりが気持ちいい。そして安心する。
「部屋の前まで送る」
優しい声に私が頷くと、小林さんはそのままゆっくりと私が転ばないように気を付けながら歩いてくれる。見上げる度に微笑みに包まれ、エントランスを抜け、エレベーターの浮遊感をいつも以上に感じながら私の住んでいる部屋のある階に着く。
そしてアッサリと私の部屋の前に着いてしまった。実際はいつもよりもゆっくりなのだろうけど、小林さんとの時間はあまりにも速い。見慣れたドアの前に私と小林さんはいたのだった。
「着いたね」
「ん?」
「…好き」
私の言葉に小林さんはフッと笑って…私の手を優しく包む。
「俺も好きだよ」
そういうと、私の腰を抱く腕に力を入れた。一瞬だけ抱きしめられた身体は感じる温もりにもう一度酔ってしまいそうになる。お酒の酔いなのか小林さんの甘さで酔っているのか、それさえも分からないくらいに私は酔っていた。実際は歩いたというか半分は小林さんに抱きかかえられて足を動かしていただけだと思う。私の手はキュッと小林さんに握られていて温もりに包まれていた。
頬に感じる小林さんのシャツ越しの温もりに目を閉じてしまいたくなる。このままこの温もりに包まれて眠りたい。
感じる温もりが気持ちいい。そして安心する。
「部屋の前まで送る」
優しい声に私が頷くと、小林さんはそのままゆっくりと私が転ばないように気を付けながら歩いてくれる。見上げる度に微笑みに包まれ、エントランスを抜け、エレベーターの浮遊感をいつも以上に感じながら私の住んでいる部屋のある階に着く。
そしてアッサリと私の部屋の前に着いてしまった。実際はいつもよりもゆっくりなのだろうけど、小林さんとの時間はあまりにも速い。見慣れたドアの前に私と小林さんはいたのだった。
「着いたね」