あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
無理に身体を動かすのを止めて、そっと小林さんの寝ている横に私は沿うように身体を横たえると、ドキドキしながらも小林さんの寝顔を独り占めする。いつもは端正な顔をしていると思うのに、こんな風に寝ているのを見るとどこか無邪気な子供っぽさもあって、また、好きだと思う。
好きという気持ちはこれ以上増えないと何度も思うのに、私は何度も何度も小林さんに恋をする。
「もっと好きになりますよ」
そんな言葉を呟いてから私ももう一度目を閉じる。小林さんが自分のマンションに戻ってから会社に行くように間に合う時間までもう少し時間がある。このところ、仕事で凄く疲れているのを分かっている私はもう少し寝ていて欲しいと思った。そして、私ももう少しこの温もりに包まれていたかった。
私が本格的に小林さんを起こしたのは、小林さんがマンションに戻って準備をしてからゆっくりと会社に行くことが出来るくらいの時間だった。マンションの裏に車はあるので、マンションまで戻るのに時間は掛からない。
「小林さん。朝ですよ」
そういって、小林さんの腕の中で私は身体を揺すりながら見上げる。すると、私の身体の動きで少しだけ眠りから目覚めたのか小林さんは微かに目を開けるとニッコリと微笑んだ。そして、スッと瞳に力を取り戻すと私のことを心配そうに見つめていた。
「美羽ちゃん。大丈夫??」
好きという気持ちはこれ以上増えないと何度も思うのに、私は何度も何度も小林さんに恋をする。
「もっと好きになりますよ」
そんな言葉を呟いてから私ももう一度目を閉じる。小林さんが自分のマンションに戻ってから会社に行くように間に合う時間までもう少し時間がある。このところ、仕事で凄く疲れているのを分かっている私はもう少し寝ていて欲しいと思った。そして、私ももう少しこの温もりに包まれていたかった。
私が本格的に小林さんを起こしたのは、小林さんがマンションに戻って準備をしてからゆっくりと会社に行くことが出来るくらいの時間だった。マンションの裏に車はあるので、マンションまで戻るのに時間は掛からない。
「小林さん。朝ですよ」
そういって、小林さんの腕の中で私は身体を揺すりながら見上げる。すると、私の身体の動きで少しだけ眠りから目覚めたのか小林さんは微かに目を開けるとニッコリと微笑んだ。そして、スッと瞳に力を取り戻すと私のことを心配そうに見つめていた。
「美羽ちゃん。大丈夫??」