あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
私は慎重な性格だと思っている。だから、小林さんの腕の中から抜けようとしたのも細心の注意を払ったつもりなのに、どうも上手くいかない。まず、身体を捩り、体制を変え、小林さんの腕から逃れようとすると、急に小林さんの腕が動き、私の動きを遮るのだ。
背中から抱きかかえられている私の耳元には小林さんの寝息が聞こえるから起きてないはずなのに、上手く行かない。何度目かのトライの後に諦めかけた時に耳元でクスクスと笑う声が聞こえた。
「何で俺から逃げるの?」
吃驚して後ろを向くとそこには小林さんの綺麗な顔があった。そして、私の頬にそっと唇を寄せる。
「起きてたのですか?」
「うん。美羽ちゃんが起きる前かな」
ぐっすりと寝ていると思った私だったけど、起きたのは小林さんの方が先のようだった。最初からこのミッションは成功するはずもなかったことになる。それにしてもなんで寝たふりなんかしたのだろう。それに寝たふりを最後までしてくれたらいいのに。私のベッドが狭くて寝れなかったのかもしれない。
「そうなんですね。狭いから寝れませんでした?」
「狭いというか、美羽ちゃんがこんなに近くにいるのに寝れるほど俺は大人じゃないってこと。そろそろ我慢も限界だし、優しいだけも限界」
「え?」
「美羽ちゃんが好き過ぎて困る。抱きたい」
背中から抱きかかえられている私の耳元には小林さんの寝息が聞こえるから起きてないはずなのに、上手く行かない。何度目かのトライの後に諦めかけた時に耳元でクスクスと笑う声が聞こえた。
「何で俺から逃げるの?」
吃驚して後ろを向くとそこには小林さんの綺麗な顔があった。そして、私の頬にそっと唇を寄せる。
「起きてたのですか?」
「うん。美羽ちゃんが起きる前かな」
ぐっすりと寝ていると思った私だったけど、起きたのは小林さんの方が先のようだった。最初からこのミッションは成功するはずもなかったことになる。それにしてもなんで寝たふりなんかしたのだろう。それに寝たふりを最後までしてくれたらいいのに。私のベッドが狭くて寝れなかったのかもしれない。
「そうなんですね。狭いから寝れませんでした?」
「狭いというか、美羽ちゃんがこんなに近くにいるのに寝れるほど俺は大人じゃないってこと。そろそろ我慢も限界だし、優しいだけも限界」
「え?」
「美羽ちゃんが好き過ぎて困る。抱きたい」