怨み赤子
そう思い、教室のドアを開けた瞬間、目の前に数十人の警官が立っていてあたしは息を飲んだ。


いつの間に……!!


「違う……あたしじゃない……」


教室に広がる光景に、あたしは左右に首をふった。


ジリジリと近づいてくる警官隊。


「違う……!!!」


あたしは叫び、教室内へ逃げ込む。


背中を向けた瞬間、大勢の警官がなだれ込むようにしてあたしの体を取り押さえた。


「凶器と思われるナイフがあります!」


「よし、指紋鑑定に回せ」


「通報があったときは半信半疑だったけれど、まさか本当にこんな事になってるなんて……」


警官の一人がそう呟く。


違う、違う違う違う!!!!


「あたしじゃない!!!!!」
< 142 / 143 >

この作品をシェア

pagetop