逆転LOVER☆








「ご飯・・・を食べられるって当たり前の様でそうじゃないと思うんです・・・。こうして食べてる白いお米も・・・食べた事のない人が世界には沢山いるから・・・感謝しないとって・・・気持ち悪いですよね、あたし。」









言って後悔した。

きっと理解なんてされないでしょうし、


仲良くなれてきたのに離れていったら自業自得だ。









「へぇ、いいじゃん。」







口に入れたご飯を出しそうになった。

開きっぱなしの口であたしは三澤くんを見た。









「うん!気持ち悪くなんかない!あたしもやる!」







市川さんまで・・・・・・。


何ていい人達なんだ。








「いただきます!」






お箸を両手で合わせた市川さんは、

大きな声でそう言った。




あいにくパンだった三澤くんも、

両手を合わせ小さな声で「いただきます」と言った。








今日のご飯はいつもの3杯美味しいです。





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