優しい君との最高の恋




「......無理、しなくていいから......手、震えてる」




そう言うと、震えてる私の手をギュッと握ってくれた。




その手に安心して、私の目からは涙がポロポロ落ちてしまう。





…….男の人、苦手なはずなのに、どうしてだろう……佐藤くんの手はすごく落ち着く





「……怖かったな.....」





佐藤くんはそう言いながら、私の涙を優しく拭き取ってくれる。





「.....怖かったっ....」





私の涙と、体の震えが止まるまで、佐藤くんはずっと頭を撫でてくれた。
< 20 / 109 >

この作品をシェア

pagetop