陽のあたる場所へ
「どうする?今からこの前の続き、するか?」
…今?ここで?!…
驚いた沙織の返事も聞かないまま、龍司はドアの鍵を掛けて、決断を迫る。
戸惑って、否定したい筈なのに、その気持ちと裏腹に、沙織はまるで魔法にかけられたように頷いていた。
「契約成立だな…」
龍司は沙織の顔を凝視したまま、内線電話を鳴らした。
「今から、込み入った要件で電話をしなければならないんだ。
客や電話があっても、暫くの間、取り継がないようにしてくれ」