アラビアンナイトの王子様 〜冷酷上司の千夜一夜物語〜
公子が、
「秘書とか人事とかってさー。
緊張して疲れるときもあるけど。
こういうおこぼれがあるから、ちょっと嬉しいわよね」
と言う。
確か、公子は自分の前に人事に居たはずだ。
「和泉さん、次秘書かしらね」
と振ってくるので、
「いやあ、ないんじゃないですか?」
と言うと、遥人が、
「ないな」
と断言する。
てめーっ、と思ったが、公子は笑い、
「次期社長がそうおっしゃるんじゃないですね」
と言った。
「いや……」
と言う遥人は、次期社長と言われることに、抵抗があるようだった。
そうなんだよな。
仕事好きは確かだけど。
ガンガン人を押しのけて出世したいタイプには見えない。
なんで、この人、好きでもない梨花さんと婚約したんだろ。
まあ、好きでもない、というのは、私個人の見解だけど、と思いながら、つい、遥人を見つめると、こっちを見るな、というように威嚇された。
二人で目線だけで喧嘩している間に、妙子たちの話は進んでいた。
「秘書とか人事とかってさー。
緊張して疲れるときもあるけど。
こういうおこぼれがあるから、ちょっと嬉しいわよね」
と言う。
確か、公子は自分の前に人事に居たはずだ。
「和泉さん、次秘書かしらね」
と振ってくるので、
「いやあ、ないんじゃないですか?」
と言うと、遥人が、
「ないな」
と断言する。
てめーっ、と思ったが、公子は笑い、
「次期社長がそうおっしゃるんじゃないですね」
と言った。
「いや……」
と言う遥人は、次期社長と言われることに、抵抗があるようだった。
そうなんだよな。
仕事好きは確かだけど。
ガンガン人を押しのけて出世したいタイプには見えない。
なんで、この人、好きでもない梨花さんと婚約したんだろ。
まあ、好きでもない、というのは、私個人の見解だけど、と思いながら、つい、遥人を見つめると、こっちを見るな、というように威嚇された。
二人で目線だけで喧嘩している間に、妙子たちの話は進んでいた。