続・生きる。
「…なんか湊はわかる気がする。」
あんまり意外じゃない。
「湊強いからほんと半端じゃなかったよ。」
「哉斗も人のこと言えねーけどな。」
「あはは、俺はケンカ好きだからね。」
「え!?」
ケンカが好きって…。
「暴走族なんてみんな好きでしょ。
今さら驚く?」
颯が言った。
「…たまにみんなが暴走族なの忘れる。」
「まあ俺ら無駄なケンカはしないしね。
ケンカする前に爽が潰す。」
「え、爽が?」
「あいつは怖いからな。
副総長だけある。」
「でも爽が殴ることはめったにねーよ。」
今度は私と颯の会話に湊が入った。
「そうなの?」
「あぁ、あいつは俺のサポートが多い。
俺らが危険な目にあったときは
殴ったりするだろーけどな。」
「ま、俺らがケンカすることなんて
滅多にないから。由茉ちゃんは安心しててよ!」
「俺らの代はこのまま平和に引退できたら
それがいちばんいいけどな。
由茉がきてからずっと平和だし。」
「やりあいたくない訳じゃねーけど
由茉には絶対心配かけるしな。
それだけで済めばいいけど
由茉になんかあったら困るしな。」
「守るために俺らがいるんだけどな。」
哉斗、颯、純、湊の順番に言った。
「でも由茉ちゃんきてからほんとなんにもないよね。
由茉ちゃんのおかげかな。」
哉斗が言った。
「由茉が姫になったことで
一輝さんがずっと目を光らせてるんだよ。
だから俺らのとこに来る前に瞑れる。」
「え?一輝?」
湊の言葉に驚いた。
「一輝さんは誰よりも由茉のこと想ってるからな。」
「あぁ、なるほどね。だからか。」
哉斗が納得したように言った。