続・生きる。


「前もって言っとくけど、

爽見かけても話しかけるなよ、由茉。

爽が女といるときは情報収集の時だ。

その邪魔はするな。」


湊がいった。


「はーい。わかりました。」


私たちは手を繋ぎ会場へ向かった。


「純、後ろから離れないでね。」


「はいはい、お姫様。」


「その呼び方はやめて。」



会場はすごい人で大にぎわいだった。


「哉斗、りんご飴食べたい!!」


「はーい、買ってきます!」


哉斗はそういうとりんご飴のお店にいった。


「はい、由茉ちゃん。お待たせ。」


「ありがと!」


やっぱり純が後ろにいると心強い。


「純もありがとね。」


「なんだよ急に。」


「純が後ろにいてくれるおかげで楽しい。」


「そっか、ならよかった。」


純はにかっと笑った。


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