続・生きる。



私たちはそれからお祭りを楽しんで

花火の見える位置へ移動した。


「花火まであと何分?」


「あと5分くらいかな。」


颯が聞いてきたので教えた。


今は哉斗が買ってきてくれたわたあめを食べてる。


さっきはたこ焼きを食べていた。


もうすぐ海なのにこんなに食べて平気かな…。


そんなことを考えていたら

たまたま目の前に爽が通りかかった。


こっちには気づいていないけど

あれは絶対に爽だ。


隣にはすっごくきれいな女の人。

年上かな?


きれいな顔の爽にはすごくお似合いだった。


「湊…あれ…」


「由美さんだな。」


由美さん?知り合い?


「あ…」


ずっと見てたら由美さんと言う人がこちらに気づいた。


その瞬間、哉斗が私を引っ張り、後ろに隠した。


…え?

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