続・生きる。
「とりあえずさ、全部録画してあるし。
ばらされたくなかったら
もう由茉ちゃんに近づくなよ。」
最後の最後で真顔になった哉斗。
高杉くんは「くそっ」と言って
教室から出ていった。
「ごめんな、遅くて。」
湊が謝ってきた。
「ううん。いいよ。ありがと。
助かったよ。
哉斗、録画って本当?」
「はは、由茉ちゃんにはバレたか。」
「俺ら来たときには由茉押し付けられてたし。」
「写真はとったけどね。」
そういう颯と爽。
「手首、痛いか?」
優しく純が聞いてくる。
「痛くないよ。大丈夫。」
はぁ、みんながいてよかった。
「さてと、日誌だして帰ろ?」
「そうだな。」
私たちはみんなで溜まり場へ向かった。