続・生きる。


そして翌日、放課後


高杉くんは挨拶してこなかった。

さすがにね。

私の後ろで湊も目を光らせているし。


でも一緒に日直なんて憂鬱。


さっさとやって帰ろ。


「由茉、俺らも残るわ。

もう一人にしとけねーし。」


「え、でも忙しいでしょ?」


「だからって由茉放っておけない。」


「ありがと。」


そして教室に私とみんなと高杉くんだけになった。


「あのさ、いるのはいいんだけど

みんなも掃除してくれる?」


「えー。」


「哉斗、やってくれるよね?」


「はーい…」


「高杉くんはごみ捨ててきて。

ここやっとくから。」


「…わかった。」


「はい、みんな掃除してね。

私日誌書くから。」


私がそういうとみんな掃除を始めた。


文句言いつつやってくれるから本当助かる。




みんなでやるからあっという間に終わって

高杉くんと二人きりになることもなく

さっさとみんなで帰ることができた。



そんな日が1週間続き

あっという間に日直が終わった。


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