続・生きる。


由美さんは5分くらいで戻ってきた。


「お邪魔しました。

帰るね、また来るわ。」


そう由美さんが言った。


「え!もう帰るんですか?」


私が聞くと


「ごめんね。もう少しだから。

またゆっくり喋ろうね。」


由美さんはそう言って帰っていった。


本当に美人だな、優しいし。

大人の女性って感じ。


「由茉はもう由美さん平気なんだな。」


純が聞いてきた。


「うん。一輝も由美さんには信頼してるし。」


「一輝さん基準かよ。」


「あはは、私最近思うんだけどブラコンかも。

なんだかんだ一輝と晴輝好きだし。

一緒にいると安心するしね。

どちらといえば一輝の方が好きだし。」


一輝に大丈夫と言われるとすごく安心する。

お母さんみたいな存在なんだ。


「調子乗るから本人には言わないけどね。」


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