続・生きる。


「……ねぇ、美波と海来た?」


「いや、来てない。」


「そっか。

美波ね、湊と海に来たかったんだって。

何回も言ってたの。

だからね、たまに思い出してあげて。

海に来たら思い出してあげて。

私ばっかりずるいでしょ?」


ふふ、と笑う私。


「……由茉はそれでいいのか?」


「嫉妬しないって言ったら嘘になるけど

でも美波のこともすごく大事なの。

美波は私の生きる希望なの。

できることはしてあげようって決めてたから。

それに湊は今私を好きって言ってくれてるから

だから今は平気。美波じゃなかったら

絶対嫌だけどね。美波だから。」


< 538 / 953 >

この作品をシェア

pagetop