続・生きる。


私たちが戻ってきたのは

幹部室じゃなく総長室。


入ってすぐ私を壁に押し付けた。

私の顔の横には湊の両手。

…これが噂の壁ドン…?

湊近すぎだし…


「こっち向け。」


私が下を向いてるとそんな声が聞こえてきて

顔をあげた瞬間またキスをされた。


「由茉は俺を妬かせる天才だな。」


「……晴輝が湊にも

そんな感情あるんだなって言ってたよ。」


「俺も最近知ったわ。

好きになるとこんなに

嫉妬するもんなんだな。」


そんなこという湊はなんか可愛かった。

< 72 / 953 >

この作品をシェア

pagetop