続・生きる。



そこに突然貴斗が入ってきた。



「俺も龍輝さんから聞いて知った。

つーか結構有名な話らしいし。

で、俺も調べてんだけどさ

さすが姫なだけあって出てこない。


それどころか歴代幹部

何人か偽名なことがわかったし。

この名簿。


もうすぐ総会じゃん?」



「偽名?」



「まー大人になると

族の総長とか幹部とか

バレるとめんどいんじゃねーの?」


なるほどね。


「とりあえず俺すげー気になるからさ。

どんな人か。

だから一輝さんに聞けよ。

で、俺に連絡をしろ。」



「なら愛希も来いよ。

今日一輝さん俺んち呼ぶから。」


あの人喜んでくるしな。


母さんの飯が食えるって。


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