続・生きる。
「その姫はな、突然如月に来た。
当時の幹部は人を全く信用しないやつらばっかでな。
俺はそいつらに姫なんてあり得ないと思ってた。
そしたら当時の総長が突然つれてきて
こいつを姫にすると言ったんだ。
当然、反対するやつはいない。
総長が決めることだからな。
でも他の幹部のやつらは姫のことを嫌ってた。
まぁ、一人例外のやつはいたんだけど
それ以外の幹部はその姫を受け入れなかった。
だけどな、その姫は実力で周りを認めさせた。
まずは幹部の一人。
そいつは孤独な男だった。
その姫はその孤独な心にすんなり入り込んだ。
その姫も孤独なところがあったから。
その姫はそいつのために一人である女と戦った。
真正面からぶつかって、男に襲われそうになって
その女を殴って説教した。
それで人を信用できない一人を虜にした。」