不良王子と 普通女子。
〜第二章〜

私のヒーロー?

コツ…コツ…コツ…


ローファーがアスファルトを蹴る音が心地よく響く。


「はぁ…」


薄暗くなった道を1人で歩いていく。


今は学校の帰りだ。


普段はそんなに遅くはならないのだけど、

今日は日直だったので放課後に仕事を頼まれてしまったという…



それにしても。




「怖い……」


実は私、暗いのが苦手で…

ちょっとトラウマがあって…


「早く帰ろ…」


小走りになりかけたその時。
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