イブにあいましょう
「・・・ぅ・・・ん?」
「よぅ。目、覚めたな」
「・・・え。うそ。なんで・・・」
なんで紀章(のりあき)さんがここにいるの!?
しかもここ・・・どこ。
彼・紀章さんの片手に易々と制されて、また寝かされた私は、そのまま顔を左右に動かして、見える範囲であたりを見渡した。
「・・・ってちょっと待って。なんで私、座席で“寝てる”の。エコノミーってここまで座席、倒すことできないはずっていうか、エコノミークラスって、こんなに座席数少なかったっけ。ていうかここ、機内?それともやっぱりこれって夢?なんだよね。あぁ~そうよ。きっとそうに違いない」
一人ブツブツ呟く私の横から、「夢じゃないよ」と私に言った低い声が聞こえてきた。
「よぅ。目、覚めたな」
「・・・え。うそ。なんで・・・」
なんで紀章(のりあき)さんがここにいるの!?
しかもここ・・・どこ。
彼・紀章さんの片手に易々と制されて、また寝かされた私は、そのまま顔を左右に動かして、見える範囲であたりを見渡した。
「・・・ってちょっと待って。なんで私、座席で“寝てる”の。エコノミーってここまで座席、倒すことできないはずっていうか、エコノミークラスって、こんなに座席数少なかったっけ。ていうかここ、機内?それともやっぱりこれって夢?なんだよね。あぁ~そうよ。きっとそうに違いない」
一人ブツブツ呟く私の横から、「夢じゃないよ」と私に言った低い声が聞こえてきた。