イブにあいましょう
「というわけですので、一条さんも一応イベントの参加者に相当すること、そして、オークションの参加基準を満たしていることから、ただいまのオークションは採用という形、ですね、はいっ!」
「いや、でもほら、本田さんが・・・」という私の小声の呟きが聞こえたのか。
こっちに来た紀章さんは、マイクを持つと、「彼女に落札してもらって良かったです」と言って、ニッコリ笑って。
その笑顔にドキドキしている私を後目に、また会場内に拍手と歓声が湧いた。
・・・これでホントに、良かったのかな。
良かったんだよね?
と自分に言い聞かせている間に、「さあ!これでいよいよ最後になります、エントリーナンバー10!」とようちゃんが言い始めたので、私は急いで厨房へ引き返した。
「いや、でもほら、本田さんが・・・」という私の小声の呟きが聞こえたのか。
こっちに来た紀章さんは、マイクを持つと、「彼女に落札してもらって良かったです」と言って、ニッコリ笑って。
その笑顔にドキドキしている私を後目に、また会場内に拍手と歓声が湧いた。
・・・これでホントに、良かったのかな。
良かったんだよね?
と自分に言い聞かせている間に、「さあ!これでいよいよ最後になります、エントリーナンバー10!」とようちゃんが言い始めたので、私は急いで厨房へ引き返した。