恋愛図書館
「会わせて下さいっ!」


「…そのつもりです。
でもその前に、私の話を聞いて下さい」

興奮を静めるような言動に。

話したい事があると言われてたのを思い出す。


「まず…
あなたの事は、結歌から色々と伺ってました。
それで今日は、彼女の許可なく私の一存で来ています」


「…

広部さんは、結歌とどんな関係なんですか?」


「…戦友、ですかね。
子供の頃からの付き合いです。

だから彼女は、私を頼りにS県に来ました」


「でも俺は、広部さんの話を聞いた事が…」

ない、と言いかけてハッとした。


「いや…、お名前、確かマリって…!」


「はい。麻里子ですが、結歌からは麻里ちゃんと呼ばれてます」


それで、1つの事が繋がった…!



ーえ、何で!?ケンカでもしてたのっ?ー

俺に関してほとんど知らなかった、もう1人のマリちゃん。

ーなんか誰かと勘違いしてない?
私、長電話とかしないしー


「よく結歌と、長電話してましたよね…?」

その問いには、頷きが返された。
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