御曹司と溺甘ルームシェア
違う……。そんなんじゃないのよ、ののちゃん。

なんか……もう、ののちゃんの前だと響人を思い切り罵れない。戦意喪失だ。

「ののちゃんは物知りだね。寧々は怠け者だからののちゃんいっぱい教えてあげてね。俺達は相思相愛なんだ。覚えておいてね」

響人がダメージを受けている私に向かって意地悪く笑って止めを刺す。

「響人……家に帰ったら覚えてなさいよ」

上目遣いに響人を睨むが、こいつはムカツクくらい余裕の表情で……。

「その言葉、そっくりそのままお前に返すよ」

「え?」

私が目を見開くと、響人はブラックな笑みを浮かべた。

「お仕置き。忘れるなよ」

「あっ……」

血の気がサーッと引いていく。

あの魔王のような顔、絶対に何か企んでる。

今度はどんな実験するつもりよ。

キスにハグに……次は何?
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