御曹司と溺甘ルームシェア
寧々は必死で抵抗したのか身体は泥だらけで、それを見た時は怒りで身体が震えた。

ジャージを脱いで下着姿の寧々にかけ『寧々?寧々?』と何度も彼女の名前を呼んだが、彼女は返事をすることも俺と目を合わせることもなかった。

茫然自失の状態。

冷たくなって人形のように動かない寧々を抱き上げると、遅れて鷹頼と成介がやって来た。

二人は俺達を一目見て状況を察し、騒ぎにならないように秘密裏に事を運んだ。

あの事件の事を知ってるのは、寧々の父親と三枝達と俺達だけ。周囲には体調が悪くなって病院に運んだと思わせた。

強姦未遂に終わったが、あの後病院に運ばれた寧々はショックが大きかったのか事件の記憶を失い一週間入院した。

暴行された時に受けた傷はすぐに治ったが、男に触れられるとじんましんが出るという後遺症が残った。

また学校に戻れただけマシだったのかもしれない。もし、寧々があの事件の事を覚えていたらどうなっていただろう?
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