御曹司と溺甘ルームシェア
家に引きこもって一歩も外にも出れなかったかもしれない。

寧々の将来を考えておじさんは警察には届けないことにしたが、不良を野放しに出来るわけがなく……俺が裏であいつらの口を封じた。

今後生徒に手を出せば、社会的に抹殺すると脅して少し痛め付けた。

本当は寧々を苦しめたあいつらをボコボコにしてやりたかった。だが、それで寧々の後遺症が治る訳ではない。

「響人、俺、帰るわ。とりあえず顔見たし、お前がついてるなら安心だ」

「来たばかりじゃないか。もっとゆっくりしていけばいいだろ?何か酒でも飲むか?」

「いや、いい。起きた時に寧々に何か命令されても嫌だし、邪魔者は消えるわ」

俺の目を見て鷹頼がニヤッと笑う。

こいつは気をきかせたつもりなのだろう。

「薄情な奴だな」

フッと口元に笑みを浮かべながら鷹頼に文句を言う。
< 185 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop